市場で「ヌンパン!」と言われて、パン?と固まった経験ありませんか。あれは1000バーツのことです。結論から言うと、タイ語で100はร้อย(ローイ)、1000はพัน(パン)。この2つと桁の並べ方、それに20と末尾の1だけが特別になるルールを押さえれば、旅行中の金額はほぼ聞き取れるようになります。
100・1000・1万など桁の言い方一覧
まずは桁そのものの読み方です。100から上は、桁が1つ上がるたびに名前が変わります。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| สิบ | シップ | sip | 10 |
| ยี่สิบ | イーシップ | yii-sip | 20 |
| ร้อย | ローイ | roi | 100 |
| พัน | パン | phan | 1,000 |
| หมื่น | ムーン | muen | 10,000 |
| แสน | セーン | saen | 100,000 |
| ล้าน | ラーン | laan | 1,000,000 |
日本語だと1万・10万・100万と「万」を基準に数えますが、タイ語は1万=ムーン、10万=セーン、100万=ラーンとそれぞれ専用の呼び名を持ちます。ここは日本語の感覚と少しずれる部分なので、家賃や車の値段を話すときに戸惑いやすいところです。旅行だけなら、まずはローイ(100)とパン(1000)の2つで十分足ります。
組み立ては「数字+桁」を上から並べるだけ
作り方は日本語とほぼ同じ発想で、大きい位から「数字+桁」を順に並べます。350なら3百5十で「サーム・ローイ・ハーシップ」です。日本人にはかなり有利なルールだと思います。
具体的な金額で分解してみます。まずは250バーツ。
▸ 単語で分けると
「ソーン(2)+ローイ(100)」で200、「ハー(5)+シップ(10)」で50、合わせて250です。同じ要領で1500バーツも作れます。
▸ 単語で分けると
「パン(1000)」に「ハー(5)+ローイ(100)」で500を足して1500。慣れると、聞こえた順にそのまま位を当てはめるだけで数字が浮かぶようになります。
例外は「20」と「末尾の1」の2つだけ
ここだけ注意です。
- 20はイーシップ。「ソーンシップ」ではなく ยี่สิบ(イーシップ)という特別な形になります。21〜29もイーシップ・エットのように「イーシップ〜」で続けます
- 末尾の1はエット。11は「シップ・ヌン」ではなく สิบเอ็ด(シップ・エット)、21は ยี่สิบเอ็ด(イーシップ・エット)。1が一の位に来るときだけ เอ็ด(エット)に変わります
逆に言えば、例外はこの2つだけ。100の位から上に特別な変化はないので、「ソーンローイ(200)」「ハーパン(5000)」と素直に組み立てられます。
値段でよく聞く金額表現
屋台や市場で実際に飛び交うのは、こんな言い方です。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| ร้อยเดียว | ローイ・ディアオ | roi diao | 100ちょうど(100だけ) |
| ร้อยห้าสิบ | ローイ・ハーシップ | roi haa-sip | 150 |
| สองร้อยห้าสิบ | ソーンローイ・ハーシップ | song-roi haa-sip | 250 |
| พันเดียว | パン・ディアオ | phan diao | 1,000ちょうど(1,000だけ) |
| แพงไป | ペーン・パイ | phaeng pai | 高すぎ! |
店側が電卓を出して数字を見せてくれることも多いですが、耳で「ハーローイ(500)」が分かると、電卓を待たずに「ペーンパイ!」と返せて交渉のテンポが良くなります。効果があるかは別問題ですが、店主はだいたい笑ってくれます。
タイの紙幣は20・50・100・500・1000バーツの5種類。屋台で1000バーツ札を出すと「お釣りない〜」という顔をされがちなので、コンビニで崩しておくのが旅の知恵です。
よくある質問
100はタイ語でなんて言う?
ร้อย(ローイ)です。300なら「サーム・ローイ」、500なら「ハー・ローイ」と、前に数字を付けるだけで100の倍数が作れます。100ちょうどを強調したいときは ร้อยเดียว(ローイ・ディアオ=100だけ)とも言います。
1000はタイ語でなんて言う?
พัน(パン)です。2000は「ソーン・パン」、5000は「ハー・パン」。屋台で耳にする「ヌンパン(1000)」は、パンの前に1を付けた言い方です。
数字の間に「と」のような言葉は要る?
要りません。日本語で「二百五十」と続けて読むのと同じで、位を上から並べるだけです。区切りの語を挟まないぶん、慣れれば日本語よりシンプルに感じるかもしれません。
内部リンク・次のステップ
1〜10の読み方がまだあやしい方は、先にタイ語の数字1〜10の記事と数字の単語帳で基礎の10個を固めてからのほうが、桁の組み立てがすっと入ってきます。買い物で値段をたずねる言い方は「いくらですか?」の記事にまとめてあります。
まとめ
- 100はローイ(ร้อย)、1000はパン(พัน)。「数字+桁」を上から並べるだけで作れる
- 1万はムーン、10万はセーン、100万はラーンと、日本語の「万」基準とはずれる桁がある
- 例外は20のイーシップ(ยี่สิบ)と、末尾の1がエット(เอ็ด)になる2つだけ
- 「ペーンパイ(高すぎ)」とセットで覚えると交渉で即使える
- 聞き取りは実戦が一番。まず500と1000を耳で拾えるようにする