タイ語で「上手だね!」「すごい!」はケン(เก่ง)。タイ人を褒める場面でいちばん出番が多い単語のひとつです。逆に、こちらが片言のタイ語を話すと、タイ人から「プートタイケン!(タイ語上手だね!)」と褒めてもらえる、学習者にとって思い出深い単語でもあります。この記事では、ケンの意味・使い方・返し方を例文つきで紹介します。
ケン(เก่ง)の意味
เก่ง(ケン)は「上手な・優秀な・すごい」。能力やスキルを褒める形容詞です。
- タイ語を話したら「プートタイケン(タイ語が上手)」
- 料理ができる人に「タムアーハーンケン(料理上手)」
- 勉強のできる子に「リアンケン(勉強がすごい)」
ポイントは、ケンが「能力」を褒める言葉だということ。見た目を褒めるスワイ(きれい)やナーラック(かわいい)と使い分けます。「何が」上手かは、ケンの前に動詞を置いて表します。
使い方と例文
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| เก่ง | ケン | keng | 上手・すごい |
| เก่งมาก | ケンマーク | keng maak | すごく上手・お見事 |
| พูดไทยเก่ง | プートタイケン | phuut thai keng | タイ語を話すのが上手 |
| เก่งจัง | ケンジャン | keng jang | 上手だなあ(感嘆) |
▸ 単語で分けると
▸ 単語で分けると
▸ 単語で分けると
まず覚えるのは เก่งมาก(ケンマーク=すごく上手)。マッサージ師さん、ガイドさん、日本語をがんばって話してくれる店員さん。「ケンマーク!」のひと言で場が和みます。子どもを褒めるときの定番でもあり、タイの親は子どもが何かできるたびに「ケンマーク!」と声をかけています。
「プートタイケン」と言われたら
タイで少しでもタイ語を話すと、かなりの確率で พูดไทยเก่ง(プートタイケン=タイ語上手だね)と褒めてもらえます。サワディーカップとコップンカップしか言っていなくても言ってもらえるので、社交辞令半分ではありますが、素直にうれしい瞬間です。
返し方の定番はこの2つです。
- ขอบคุณครับ/ค่ะ(コップンカップ/カー)=ありがとうございます
- ยังไม่เก่ง(ヤンマイケン)=まだまだです
▸ 単語で分けると
日本人的な謙遜の「まだまだです」がそのまま通じるのが面白いところです。「ヤンマイケン」と返せた時点でもう一度「ケン!」と笑ってもらえる、鉄板のやりとりになっています。お礼の言い方の詳細はコップンカーとコップンカップの記事をどうぞ。
発音のコツ
カタカナは「ケン」ですが、頭の子音は k と g の中間のような音(無気音)です。息を強く出す「ケーン!」ではなく、息を抑えて「ゲン」に寄せるくらいの気持ちで言うと近い音になります。母音は実際にはやや長めで、低く抑えた「ケーン」に近い音です。無気音・有気音の違いはタイ語の有気音・無気音の記事で詳しく解説していますが、まずはカタカナ読みで問題なく通じます。
よくある質問
「ケンマーク」の意味は? เก่งมาก で「すごく上手・お見事」です。เก่ง(上手)+ มาก(とても)の組み合わせで、褒め言葉としていちばん使いやすい形です。
目上の人に使ってもいい? ケンは先生が生徒を、親が子を褒めるニュアンスが強い言葉です。目上の方には語尾のครับ/ค่ะを添えて เก่งมากครับ のように丁寧に言うか、尊敬を込めた別の褒め方が無難です。
「すごい!」という驚きだけ伝えたいときは? 能力への「すごい」はケンで伝わります。物や景色への「すごい・素敵」なら สวย(スワイ)や相槌の「ワーオ」が合います。相槌のバリエーションはタイ語の相槌の記事にまとめています。
まとめ
- ケン(เก่ง)は「上手・すごい」。能力やスキルを褒める形容詞
- 定番は เก่งมาก(ケンマーク)。「プートタイケン」=タイ語上手だね
- 褒められたら「コップンカップ/カー」か「ヤンマイケン(まだまだです)」で返す
- 発音は息を抑えて「ゲン」寄りの、低く抑えた「ケーン」に近い音
褒め言葉・気持ちの単語は気持ち・体調の単語帳で音声つきで練習できます。
