タイに着いて最初に戸惑ったのが、「サワディーカップ」の次に飛んでくる「サバイディーマイ?」でした。サバイディー(สบายดี)はタイ語で「元気です」という意味。聞かれたときは、同じ「サバイディー」を返すだけで会話が成立します。この記事では、サバイディーの意味・返し方・「気持ちいい」のサバーイまで、例文つきで紹介します。
サバイディーの意味と語源
สบายดี(サバイディー)は、สบาย(心地いい)+ ดี(良い)の2語でできています。
▸ 単語で分けると
直訳すると「心地よくて良い」、つまり「元気です・調子がいいです」。日本語の「元気」よりも少しゆるくて、「まあ快調だよ」くらいの温度感です。タイのゆったりした空気がそのまま言葉になったような単語で、私はこの語感を知ってからタイ語がぐっと好きになりました。
「サバイディーマイ?」と聞かれたら
挨拶でよく使われるのが、疑問の ไหม(マイ)を付けた สบายดีไหม(サバイディーマイ)=「元気ですか?」です。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| สบายดีไหม | サバイディー・マイ | sa-baai-dii mai | 元気ですか? |
| สบายดี | サバイディー | sa-baai-dii | 元気です |
| สบายดีมาก | サバイディー・マーク | sa-baai-dii maak | とても元気です |
| ไม่ค่อยสบาย | マイコイサバーイ | mai khoi sa-baai | あまり調子がよくない |
▸ 単語で分けると
▸ 単語で分けると
返事はそのまま「サバイディー」でOK。語尾に男性は ครับ(カップ)、女性は ค่ะ(カー)を付けると丁寧になります。体調がすぐれないときは ไม่ค่อยสบาย(マイコイサバーイ)。実はタイでは「サバーイがない状態」=「具合が悪い」という発想で、ไม่สบาย(マイサバーイ)だけで「体調が悪い」を意味します。
疑問文を作る ไหม(マイ)の仕組みはタイ語の疑問文マイの記事で詳しく解説しています。
毎日は聞かない、が使いどころ
ひとつ覚えておきたいのが、サバイディーマイは日本語の「おはよう」のように毎日交わす挨拶ではないこと。毎日顔を合わせる相手に毎回聞くと、少し不思議な顔をされます。使いどころは「久しぶりに会った人」「初対面のあと2回目に会った人」です。英語の How are you? より、日本語の「元気にしてた?」に近い感覚だと考えるとしっくりきます。
初対面の挨拶や別れ際のフレーズはタイ語の挨拶フレーズ一覧にまとめています。
「気持ちいい」のサバーイも覚えたい
สบาย(サバーイ)単体は「心地いい・気持ちいい・快適」という意味で、タイ人の日常会話に驚くほど頻繁に出てきます。
- マッサージ中に「サバーイマイ?(気持ちいい?)」と聞かれる
- エアコンの効いた部屋で「サバーイ!」
- のんびりした暮らしぶりを「サバーイサバーイ」と表す
2回重ねた สบาย ๆ(サバーイサバーイ)は「気楽に、のんびり」という意味の決まり文句です。「細かいことは気にしない」というタイらしい価値観の言葉で、マイペンライと並ぶタイ気質の代表選手だと感じます。
発音のコツ
カタカナではサバイディーですが、実際の音は「サバーイ・ディー」。真ん中の「バーイ」をしっかり伸ばすのがポイントです。「サバイ」と短く言うと通じにくくなります。ディーは軽く添えるだけで十分。声調は難しく考えず、平らに「サバーイディー」と言えばまず伝わります。声調の仕組みを知りたい方はタイ語の声調の記事もどうぞ。
よくある質問
「サバイディーマイ」と聞かれたら何と返す? 同じ言葉で「サバイディー(+カップ/カー)」と返せば大丈夫です。とても元気なら「サバイディーマーク」、いまいちなら「マイコイサバーイ」です。
サバイディーとサワディーの違いは? サワディー(สวัสดี)は「こんにちは」という挨拶そのもの、サバイディー(สบายดี)は「元気です」という状態の言葉です。音が似ているので、最初は混同しやすいです。
ラオス語の「サバイディー」と同じ? 隣国ラオスでは「サバイディー」が「こんにちは」にあたる基本挨拶です。同じ語源の言葉ですが、タイ語では挨拶ではなく「元気です」の意味で使う、という違いがあります。
まとめ
- サバイディー(สบายดี)は「元気です」。สบาย(心地いい)+ ดี(良い)が語源
- 「サバイディーマイ?」と聞かれたら同じ「サバイディー」で返せばOK
- 毎日の挨拶ではなく「久しぶり」の相手に使う
- สบาย ๆ(サバーイサバーイ)は「気楽に、のんびり」。タイ気質を象徴する言葉
挨拶の単語は挨拶の単語帳で音声つきで練習できます。
