タイことば

ラーコーンの意味|タイ語「さようなら」の使い分け

タイ語の「さようなら」は ลาก่อน(ラーコーン)。ただし、これは長いお別れ専用の重ための言葉です。友達との解散で使うと「もう会えないの?」という空気になってしまいます。この記事では、ラーコーンの意味と、日常の別れ際に使う言い方との違いを紹介します。

ラーコーン(ลาก่อน)の意味

ลาก่อน は「さようなら」。しばらく会えない相手、あるいはもう会わないかもしれない相手に向けた別れの言葉です。

  • ลา(ラー)=別れを告げる
  • ก่อน(コーン)=先に

▸ 単語で分けると

直訳すると「先に別れを告げます」。日本語の「さようなら」も、日常の別れよりは重い場面で使いますね。感覚としてはかなり近い言葉です。

タイ語読み方(カタカナ)発音記号意味
ลาก่อนラーコーンlaa konさようなら(長い別れ)
ลาก่อนครับラーコーン カップlaa kon khrapさようなら(男性・丁寧)
แล้วเจอกันレーオ・チューガンlaeo joe kanまたね
เจอกันพรุ่งนี้チューガン・プルンニーjoe kan phrung niiまた明日

▸ 単語で分けると

日常の別れ際は「レーオ・チューガン」

友達や店員さんとの別れ際に圧倒的によく使われるのが แล้วเจอกัน(レーオ・チューガン=またね)です。

  • แล้วเจอกันครับ(レーオ・チューガン・カップ)=またね
  • เจอกันพรุ่งนี้(チューガン・プルンニー)=また明日
  • ไปก่อนนะ(パイ・コーン・ナ)=先に行くね

▸ 単語で分けると

なお、เจอ のカタカナは既存記事に合わせて「チュー」と書いていますが、จ は息を抑えた無気音なので、実際の音は「ジュー」に近くなります。

また、タイでは別れ際にも สวัสดีครับ/ค่ะ(サワディーカップ/カー)を使います。サワディーは出会いにも別れにも使える万能の挨拶なので、迷ったらこれで十分です。詳しくはサワディーカップの記事にまとめています。

ラーコーンを使う場面

重い言葉とはいえ、使いどころはあります。

  • 空港で見送るとき
  • 留学や駐在を終えて帰国するとき
  • 引っ越しで、しばらく会えなくなるとき

こうした場面では「ラーコーン カップ」がふさわしく、気持ちも伝わります。逆に、明日また会う相手に言うのは避けたほうが無難です。

映画やドラマの別れのシーンでもよく出てくるので、聞き取れると場面の重さが分かります。

発音のコツ

ลา は「ラー」と長めに。ก่อน は口を丸めた「コーン」です。ก は息を抑えた無気音なので、日本語の「コ」より少しやわらかく、「ゴ」寄りに聞こえることもあります。

語末の n は舌先を上の歯ぐきに付けて止めます。「ラーコン」と短く切らず、両方の母音を伸ばすのがコツです。無気音の詳しい話は有気音・無気音の記事で解説しています。

よくある質問

「バイバイ」は通じる? 通じます。บ๊ายบาย(バーイバーイ)は若い人を中心に日常的に使われています。カジュアルな別れ際なら、これがいちばん気楽です。

目上の人との別れ際は? サワディーカップ/カーに合掌(ワイ)を添えるのが基本です。ワイの作法はワイ(合掌)の記事で解説しています。

電話を切るときは? แล้วเจอกัน や สวัสดี で問題ありません。ラーコーンだと重すぎます。

まとめ

  • ลาก่อน(ラーコーン)は「さようなら」。長い別れ専用の重ための言葉
  • 日常の別れ際は แล้วเจอกัน(レーオ・チューガン=またね)
  • サワディーカップ/カーは出会いにも別れにも使える
  • ก は無気音。「ゴ」寄りにやわらかく、母音は両方伸ばす

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