タイで「コップンカー(ありがとう)」と言われたら、返しの定番は**マイペンライ(ไม่เป็นไร、どういたしまして)です。もうひとつ、少し丁寧に返したいときはインディー(ยินดี、喜んで)**が使えます。この2つに自分の性別の語尾(男性はカップ、女性はカー)を付ければ、旅行中の「ありがとう」への返事はほぼカバーできます。
私は最初、お礼を言われるたびに笑ってうなずくだけでした。返しをひとこと覚えてからは会話が気持ちよく締まるようになったので、場面別にまとめます。
コップンカーへの返し方は2つ覚えれば十分
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| ไม่เป็นไรครับ | マイペンライ カップ | mai-pen-rai khrap | どういたしまして(男性が言うとき) |
| ไม่เป็นไรค่ะ | マイペンライ カー | mai-pen-rai kha | どういたしまして(女性が言うとき) |
| ยินดีครับ | インディー カップ | yin-dii khrap | 喜んで(男性が言うとき) |
| ยินดีค่ะ | インディー カー | yin-dii kha | 喜んで(女性が言うとき) |
▸ 単語で分けると
▸ 単語で分けると
マイペンライは「なんでもないよ」が直訳で、「お礼を言うほどのことじゃない」という謙遜の返しです。日本語の「とんでもない」にいちばん近い感覚ですね。
インディーは「喜んで」、つまり「お役に立ててうれしいです」という前向きな返しです。お店の人がお客さんによく使う、感じのいい表現です。
大事なのは語尾のルール。カップ/カーは相手ではなく自分の性別で決まります。女性の店員さんに返すときも、自分が男性なら「マイペンライ カップ」です。語尾の仕組みはコップンカップとコップンカーの使い分けの記事で詳しく説明しています。
場面別の返し方と会話例
お店やホテルで、お客さんとしてお礼を言われたら
会計のあとやドアを開けてあげたときなど、店員さんから「コップンカー」と言われる場面です。軽い場面なので、短くマイペンライで十分です。
- 店員さん「コップンカー(ありがとうございます)」
- あなた(男性)「マイペンライ カップ」/(女性)「マイペンライ カー」
正直なところ、笑顔でうなずくだけでも失礼にはなりません。ただ、ひとこと返すと店員さんの表情が明らかに変わるので、覚えて損はないです。
友達や同年代にお礼を言われたら
親しい相手なら語尾なしのマイペンライだけでカジュアルに返せます。「いいよいいよ」くらいの距離感です。
- 友達「コップンマーク(本当にありがとう)」
- あなた「マイペンライ!」
目上の人や、チップ・お土産を渡してお礼を言われたら
こちらが何かをしてあげた場面では、インディーのほうがしっくりきます。「喜んでやったことです」というニュアンスが伝わるからです。さらに丁寧なドゥアイ クワーム インディー(ด้วยความยินดี、「喜びをもって」)という形もあります。ホテルのスタッフさんが使うようなフォーマルな表現です。
- 相手「コップンマークカップ(本当にありがとうございます)」
- あなた(女性)「インディー カー」
▸ 単語で分けると
旅行者としてはインディー カップ/カーまで言えれば十分。ドゥアイ クワーム インディーは聞き取れればOKです。
よくある質問
何も返さなかったら失礼ですか?
失礼にはなりません。タイでは軽いお礼に笑顔やうなずきで応えるのはごく普通です。ただ、マイペンライのひとことがあると印象はぐっとよくなります。声に出す余裕がないときは、笑顔だけでも気持ちは伝わります。
「コップンカー」とそのまま返すのは変ですか?
こちらもお礼を言いたい場面(お互いさまのとき)なら自然です。ただ「どういたしまして」のつもりでコップンを返すと、少しかみ合いません。お礼への返事としてはマイペンライかインディーを使うほうが会話としてきれいです。
マイペンライとインディー、迷ったらどっち?
迷ったらマイペンライで大丈夫です。謝られたときの「気にしないで」にも使える万能フレーズなので、応用範囲が広いです。使い分けの全体像はマイペンライの意味と使い方にまとめています。
まとめ
- 「コップンカー(ありがとう)」への返しの定番はマイペンライ(どういたしまして)
- 丁寧に返したいときはインディー(喜んで)。フォーマルな場ではドゥアイ クワーム インディーも
- 語尾のカップ/カーは相手ではなく自分の性別で決める
- 返せなくても失礼ではないけれど、ひとこと返すと会話が気持ちよく締まる
あいさつまわりのフレーズはあいさつの単語帳で音声つきで練習できます。
