少し離れたところにある商品の値段を聞きたいとき、タイ語で「それ」は อันนั้น(アンナン)。指差しと組み合わせるだけで、手が届かない場所のものも指定できます。この記事では、アンナンの使い方と、これ・あれとの使い分けを紹介します。
アンナン(อันนั้น)の意味
อันนั้น は「それ」。อัน(もの・個)+ นั้น(その)の組み合わせです。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| อันนั้น | アンナン | an nan | それ |
| อันนั้นเท่าไหร่ | アンナン タオライ | an nan thao rai | それはいくらですか |
| เอาอันนั้น | アオ アンナン | ao an nan | それをください |
| อันนั้นด้วย | アンナン ドゥアイ | an nan duai | それも |
▸ 単語で分けると
▸ 単語で分けると
距離で3段階に分かれる
タイ語の指示語は、日本語の「こそあど」とよく似た3段階です。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 距離 | 日本語 |
|---|---|---|---|
| อันนี้ | アンニー | 自分の近く | これ |
| อันนั้น | アンナン | 相手の近く・少し離れた場所 | それ |
| อันโน้น | アン ノーン | 両方から遠い | あれ |
▸ 単語で分けると
日本語と同じ感覚で対応するので、ここは覚えやすい部分です。ガラスケースの中の商品や、棚の上の方にあるものは อันนั้น、通りの向こう側にあるものは อันโน้น というイメージです。
自分の手元にあるものはアンニー(これ)を使います。
買い物での使い方
値段を聞いてから決める、という流れがそのまま作れます。
- อันนั้นเท่าไหร่(アンナン タオライ)=それはいくらですか
- แพงจัง(ペーン ジャン)=高いなあ
- เอาอันนี้(アオ アンニー)=こっちをください
▸ 単語で分けると
値段が高いと感じたときの言い方はペーンの記事、「ください」はアオの記事にまとめています。指を差しながらこの3つを回せば、市場でのやりとりは成立します。
「その店」のように名詞に付ける
อัน を外して นั้น だけを名詞のうしろに付ける形もあります。
- ร้านนั้น(ラーン ナン)=その店
- คนนั้น(コン ナン)=その人
- วันนั้น(ワン ナン)=その日
▸ 単語で分けると
「人」を表す คน の使い方はコンの記事で解説しています。
発音のコツ
อันนั้น は「アンナン」。前半も後半も短く、「アン・ナン」と2拍でリズムよく言います。伸ばしません。
นั้น は高いところから下げる声調です。平らに言うと นั่น(あれ)など別の語に近づくので、後半をすっと下げるのがコツです。
とはいえ、指を差していれば声調が多少ずれても通じます。まずは指差しとセットで使ってみてください。
よくある質問
อันนั้น と นั่น の違いは? นั่น(ナン)単独でも「それ」を表せます。นั่นอะไร(ナン アライ=それ何?)のように使います。อันนั้น のほうが「その物」と具体的に指す感じが強くなります。
「それも」と付け足したいときは? อันนั้นด้วย(アンナン ドゥアイ)です。ด้วย の使い方はドゥアイの記事にまとめています。
遠くのものを指すとき、อันนั้น でも通じますか? 通じます。ただ อันโน้น を使い分けられると、より正確に伝わります。
まとめ
- อันนั้น(アンナン)は「それ」。อัน(もの)+ นั้น(その)
- これ・それ・あれは อันนี้ / อันนั้น / อันโน้น の3段階
- 「それいくら?」は อันนั้นเท่าไหร่(アンナン タオライ)
- 2拍で短く。後半は高いところから下げる
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