タイ語で「でも・しかし」は แต่(テー)。文と文の間に置くだけで、前後をひっくり返せる便利な接続詞です。「おいしいけど辛い」のように、気持ちがふたつあるときにそのまま使えます。この記事では、テーの使い方を例文つきで紹介します。
テー(แต่)の意味と位置
แต่ は「でも・しかし・けれど」。前の文と後ろの文のあいだに置きます。日本語の「〜けど」とほぼ同じ位置です。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| แต่ | テー | tae | でも・しかし |
| อร่อยแต่เผ็ด | アロイ テー ペッ | aroi tae phet | おいしいけど辛い |
| แต่ว่า | テー ワー | tae waa | でも(แต่ と同じ。会話でよく使う) |
| ถูกแต่ไม่ดี | トゥーク テー マイ ディー | thuuk tae mai dii | 安いけどよくない |
▸ 単語で分けると
▸ 単語で分けると
タイ料理を食べて「アロイ テー ペッ」と言えば、褒めつつ本音も伝わります。「おいしい」の言い方はアロイの記事、辛さの調整は辛さを調整する記事にまとめています。
単語だけつなぐときも使える
文と文だけでなく、形容詞どうしをつなぐこともできます。
- เล็กแต่แพง(レック テー ペーン)=小さいけど高い
- ร้อนแต่สบาย(ローン テー サバーイ)=暑いけど気持ちいい
▸ 単語で分けると
タイ語は主語や動詞を省いても通じるので、形容詞だけを แต่ でつないだ短い言い方がよく使われます。値段の話はペーンの記事、暑さはローンの記事をどうぞ。
「テーワー」も同じ「でも」
แต่ว่า(テー ワー)も「でも」です。แต่ とほぼ同じで、入れ替えても意味は変わりません。ว่า は「〜ということ」を表す語で、ひと呼吸置いて「でもね」と切り出すような響きになります。
会話でよく使われる形なので、聞き取れるようにしておくと安心です。もちろん แต่ 単独でも通じます。
発音のコツ
แต่ は「テー」。低く抑えた声調(低声)で、母音は長めです。「テ」と短く切らず、低いまま「テー」と伸ばします。
頭の ต は息を抑えた無気音なので、日本語の「テ」より「デ」に寄せるくらいの気持ちで出すと近くなります。無気音の詳しい話は有気音・無気音の記事で解説しています。
なお、แต่ には「〜から(起点)」という別の意味もあります。แต่เช้า(テー チャオ)で「朝から」。文脈で区別できるので、まずは「でも」の意味から覚えて問題ありません。
よくある質問
「でも」を文頭に置けますか? 置けます。相手の話を受けて แต่... と切り出す形は会話でよく使われます。
「〜だけど、どう思う?」と聞くには? 文の後ろに คิดยังไง(キット ヤンガイ=どう思う)を足します。
「しかし」と「でも」でタイ語は変わりますか? どちらも แต่ です。改まった文章では อย่างไรก็ตาม(ヤーンライ ゴ ターム=しかしながら)という硬い言い方も使われます。
まとめ
- แต่(テー)は「でも・しかし」。文と文のあいだに置く
- 形容詞どうしをつなぐ短い言い方もよく使う
- แต่ว่า(テー ワー)は แต่ とほぼ同じ。会話でよく使う言い方
- 低く抑えて「テー」と長めに。頭は無気音で「デ」寄り
日常でよく使う語は実用フレーズの単語帳で音声つきで練習できます。