タイ語の会話を聞いていると、やたらと耳にする「ダイ(ได้)」。「できる」「OK」「〜してもいい」を一手に引き受ける万能単語で、タイ人との会話はダイのやりとりで回っていると言っても大げさではありません。この記事では、ダイの意味・使い方・「ダイマイ?(いい?)」の聞き方と答え方を例文つきで紹介します。
ダイ(ได้)の意味は「できる・OK」
ได้(ダイ)の核となる意味は「できる・可能である」。そこから「OK・いいよ」という許可・承諾の意味に広がります。
- 「明日会える?」→「ダイ!(いいよ!)」
- 「写真撮ってもいい?」→「ダイ・カップ/カー(どうぞ)」
- 「タイ語話せる?」→「プートダイ・ニットノイ(少し話せます)」
英語の can と OK を足したような守備範囲です。まずは「頼みごとへの返事がダイ=OK」と覚えるだけで、聞き取れる会話が一気に増えます。
「ダイマイ?」で何でもお願いできる
旅行で最強なのが、文末に付ける ได้ไหม(ダイマイ)=「〜できますか?・〜してもいいですか?」です。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| ได้ | ダイ | dai | できる・OK |
| ได้ไหม | ダイマイ | dai mai | いいですか?できますか? |
| ลดได้ไหม | ロットダイマイ | lot dai mai | 安くできますか? |
| ถ่ายรูปได้ไหม | タイループダイマイ | thaai-ruup dai mai | 写真を撮ってもいいですか? |
| ไม่ได้ | マイダイ | mai dai | できない・ダメ |
▸ 単語で分けると
▸ 単語で分けると
▸ 単語で分けると
「やりたいこと+ダイマイ?」の形にするだけで、値引き交渉から写真のお願いまで何でも聞けます。答えは ได้(ダイ=いいよ)か ไม่ได้(マイダイ=ダメ)の二択なので、聞き取りも簡単です。疑問の ไหม の仕組みは疑問文マイの記事、値切りの実践は値段の聞き方の記事で詳しく紹介しています。
「〜できた」の過去も、動詞の後ろに置くだけ
ダイのもうひとつの顔が「動詞+ได้」で「〜できる」を表す使い方です。
- พูดไทยได้(プートタイダイ)=タイ語を話せる
- กินเผ็ดได้(ギンペットダイ)=辛いものを食べられる
- ไปได้(パイダイ)=行ける
▸ 単語で分けると
日本語と同じく「動詞の後ろ」に付けるだけなので、文法としてはかなり素直です。「辛いの食べられる?」は屋台で必ず聞かれる質問なので、กินเผ็ดได้(ギンペットダイ)はタイ料理好きなら覚えておいて損はありません。辛さの調整フレーズは辛さ控えめの頼み方の記事にまとめています。
発音のコツ
ダイは下がり調子(下声)で「ダーイ↓」と少し落としながら言います。日本語の「ダイ(台)」のように平らに言っても文脈で通じますが、落とすほうがそれらしく聞こえます。マイダイ(できない)のときは「マイ↓ダーイ↓」と2語とも下げ調子。テンポよく言えるようになると、返事が一気にタイ人っぽくなります。
よくある質問
「ダイダイ」と2回言われたのはどういう意味? 「いいよいいよ!」という快諾です。タイ語は単語を重ねて気持ちを強めることが多く、ได้ ๆ(ダイダイ)は「全然OK」の定番リアクションです。
「マイダイ」と断られたら? 「できません・ダメです」の意味です。粘らず「マイペンライ(大丈夫です)」と笑顔で引くのがタイ流。マイペンライの記事もあわせてどうぞ。
「OKです」と返事したいときはダイでいい? 大丈夫です。ได้ครับ/ได้ค่ะ(ダイカップ/ダイカー)と語尾を付ければ丁寧な「承知しました」になります。
まとめ
- ダイ(ได้)は「できる・OK」。返事の「いいよ」から能力の「〜できる」までカバー
- 「やりたいこと+ダイマイ?」で許可・依頼が何でも聞ける
- 答えは ได้(OK)か ไม่ได้(ダメ)の二択。聞き取りも簡単
- 発音は下げ調子で「ダーイ↓」
動詞まわりの単語は動詞の単語帳で音声つきで練習できます。
