タイの食堂で「水をください」と言ったつもりが、甘い飲み物が出てきた。そんな行き違いを防ぐ言葉が น้ำเปล่า(ナムプラオ)です。タイ語では「水」と「飲み物」が同じ単語なので、ただの水がほしいときは専用の言い方をします。この記事では、ナムプラオの意味と飲み物の頼み方を紹介します。
ナムプラオ(น้ำเปล่า)の意味
น้ำเปล่า は「何も入っていない水」。น้ำ(ナーム)が水・飲み物、เปล่า(プラオ)が「空の・何もない」です。
問題は น้ำ のほうで、この1語は「水」だけでなく飲み物全般を指します。ジュースは น้ำผลไม้、氷は น้ำแข็ง というように、液体には片っ端から น้ำ が付きます。だから「ナームをください」だけだと「何の?」となってしまいます。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| น้ำเปล่า | ナムプラオ | nam plao | ただの水 |
| ขอน้ำเปล่า | コー ナムプラオ | kho nam plao | お水をください |
| น้ำเย็น | ナムイェン | nam yen | 冷たい水 |
| น้ำแข็ง | ナムケン | nam khaeng | 氷 |
▸ 単語で分けると
▸ 単語で分けると
「コー」を覚えると注文が一気に楽になる
ขอ(コー)は「〜をください」。この形はほとんどの注文に使い回せます。
- ขอน้ำเปล่า(コー ナムプラオ)=お水をください
- ขอเมนู(コー メーヌー)=メニューをください
- ขอกาแฟ(コー ガーフェー)=コーヒーをください
語尾に ครับ/ค่ะ(カップ/カー)を付けると丁寧になります。「コー ナムプラオ カップ」の形を丸ごと覚えてしまうのが早道です。語尾の使い分けはタイ語の語尾クラップ・カーの記事で解説しています。
氷と温度のリクエスト
タイでは飲み物に氷がたっぷり入ってきます。おなかが弱い人や、氷を避けたい人は次のように伝えます。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| ไม่ใส่น้ำแข็ง | マイ サイ ナムケン | mai sai nam khaeng | 氷なしで |
| น้ำอุ่น | ナムウン | nam un | ぬるま湯・温かい水 |
| ขวดใหญ่ | クアット ヤイ | khuat yai | 大きいボトル |
▸ 単語で分けると
ไม่(マイ)は否定の基本語です。使い方はタイ語の否定文の記事にまとめています。
発音のコツ
น้ำ は「ナム」と短く書かれることが多いのですが、実際は「ナーム」に近い長さで、高く保つ声調(高声)です。เปล่า は軽く「プラオ」。全体では「ナーム プラオ」とゆっくり2拍で言うと通じやすくなります。
「ナムプラーオ」と最後を強く伸ばすと、別の語に聞こえることがあります。後ろは軽く添える程度で十分です。
水は有料のことが多い
日本の飲食店のように無料の水が自動で出てくる、という感覚とは少し違います。ペットボトルや専用の水が有料で提供されるお店が多く、金額もお店によって差があります。頼むときに値段を確認しておくと安心です。
コンビニで買うなら、常温の水は「ナムプラオ」、冷えたものは「ナムイェン」で通じます。コンビニでのやりとりはタイのコンビニで使うタイ語の記事にまとめています。
よくある質問
「ナーム」だけでは通じない? 文脈があれば通じることもありますが、ジュースや他の飲み物を勧められる可能性があります。ナムプラオと言い切るほうが確実です。
水道水は飲める? 飲用には向かないと考えておくのが無難です。飲み水はペットボトルや浄水を使う人がほとんどです。
レストランで水だけ頼んでも大丈夫? 問題ありません。食事と一緒にナムプラオを頼むのは、タイでもごく普通の注文です。
まとめ
- น้ำเปล่า(ナムプラオ)は「何も入っていない水」。ナーム(水)+プラオ(空)
- ขอ(コー)=〜をください、を覚えると注文全般に使い回せる
- 氷を避けたいときは ไม่ใส่น้ำแข็ง(マイ サイ ナムケン)
- 水は有料のお店が多いので、値段も一緒に確認すると安心
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