スマホの地図を見ても現在地がずれていて、目の前の路地が右か左かわからない。タイの旧市街を歩いているとよくある場面です。そんなときタイ語で道を尋ねる基本は、「〜 อยู่ที่ไหน(ユー・ティーナイ=〜はどこ?)」で聞いて、返ってきた「まっすぐ・右・左」を聞き取ることです。この記事では、その場で道案内をしてもらうための最小限のフレーズと、答えの方向表現の拾い方をまとめます。
私自身、Grabを使わず歩き回るのが好きなので、路地で人に道を聞く場面が多いです。そのとき実際に役立った言い方を、当時つまずいた順に共有します。タクシーでの行き先の伝え方はタクシー・Grabの記事にまとめているので、乗り物はそちらへ。
「〜はどこ?」はユー・ティーナイで聞ける
場所を尋ねる土台は「場所の名前+อยู่ที่ไหน」です。地図アプリの目的地名を見せながら言えば、発音に自信がなくても伝わります。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| อยู่ที่ไหน | ユー・ティーナイ | yuu thii-nai | 〜はどこ? |
| ที่นี่ | ティーニー | thii-nii | ここ |
| ที่นั่น | ティーナン | thii-nan | あそこ |
▸ 単語で分けると
たとえば駅を探しているなら「สถานีอยู่ที่ไหน(サターニー・ユー・ティーナイ=駅はどこ?)」のように、前に場所名を置くだけです。声をかけるときは頭にコートート(ขอโทษ=すみません)を添えると角が立ちません。声かけの一言はすみません(コートート)の記事で詳しく触れています。
答えとして相手が指をさしながら「ティーナン(あそこ)」と言うことも多いので、この2語は聞き取れると安心です。
答えは「まっすぐ・右・左」の3語で8割わかる
道を聞くと、返ってくる方向はだいたいこの3つに集約されます。自分が言えなくても、聞いて意味がわかれば十分です。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| ตรงไป | トロン・パイ | trong pai | まっすぐ行く |
| เลี้ยวขวา | リアオ・クワー | liao khwaa | 右へ曲がる |
| เลี้ยวซ้าย | リアオ・サーイ | liao saai | 左へ曲がる |
▸ 単語で分けると
▸ 単語で分けると
▸ 単語で分けると
私がやったコツは、相手の手を見ることです。タイの人は方向を言うとき自然に手や顎で指すので、ตรงไป(トロン・パイ)と手が前に伸びれば「まっすぐか」とわかります。耳と目の両方で受け取ると、聞き取れなくても迷いません。
「その角を右」のように言われると เลี้ยวขวา のあとに地点の言葉が続きますが、そこは無理に全部拾わなくて大丈夫。方向の1語だけ確実に取れば足ります。
「近い・遠い」は声調だけで真逆になる
距離を確かめる ใกล้(近い)と ไกล(遠い)は、カタカナにするとどちらも「クライ」で、つづりもよく似ています。違いは声調だけなので、初心者泣かせの組み合わせです。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| ใกล้ | クライ(下がる) | klai | 近い |
| ไกล | クライ(平ら) | klai | 遠い |
ใกล้(近い)は声を下げ気味に「クライ↘」、ไกล(遠い)は平らに「クライ→」。逆に取ると歩く気力に関わるので、聞き取れないときは素直に確認したいところです。声調そのものが不安ならタイ語の5声調の記事を先に読んでおくと、この違いが腑に落ちます。
聞き返したいときは、指を近づけたり広げたりのジェスチャーを添えて「ใกล้ไหม(クライ・マイ=近い?)」と聞くと、相手も答えやすいです。
「歩いて行ける?」で徒歩か乗り物かを判断する
方向がわかっても、距離が遠ければ歩くか乗るかを決めたいですよね。そこで便利なのが「เดินไปได้ไหม(ドゥーン・パイ・ダイ・マイ=歩いて行ける?)」です。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| เดินไปได้ไหม | ドゥーン・パイ・ダイ・マイ | doen pai dai mai | 歩いて行ける? |
| ขอบคุณ | コップン | khop-khun | ありがとう |
▸ 単語で分けると
これを聞いて相手が「ได้(ダイ=できる)」と言えば徒歩圏、渋い顔で「ไกล(クライ=遠い)」と返ってきたら乗り物を検討、という判断ができます。
道を教えてもらったら最後はコップン(ありがとう)で締めましょう。丁寧に言うなら男性はコップンカップ、女性はコップンカーです。お礼のバリエーションはありがとう(コップン)の記事にまとめています。
方向と場所の単語をまとめて覚えたいときは場所の単語帳が便利です。音声つきで声調も確認できます。実際に口を動かして練習するならレッスンで反復するのがおすすめです。
まとめ
- 場所を尋ねる土台は「場所名+อยู่ที่ไหน(ユー・ティーナイ)」。地図を見せながらでOK
- 答えは ตรงไป(まっすぐ)・เลี้ยวขวา(右)・เลี้ยวซ้าย(左)の3語+相手の手を見れば8割わかる
- ใกล้(近い)と ไกล(遠い)は声調だけの違い。聞き取れなければ素直に確認する
- 距離は「เดินไปได้ไหม(歩いて行ける?)」で判断し、最後はコップンでお礼を
本当に迷ってしまったときの助けを求める言い方は、緊急・トラブルのタイ語も参考にしてください。