タイ語の会話を聞いていると、やたらと耳に入ってくる短い音があります。それが ก็(ゴ)です。「それなら・じゃあ」にあたる語で、条件を受けたり、話をつないだりする万能の一語。この記事では、ゴの使い方を例文つきで紹介します。
ゴ(ก็)の意味
ก็ は「それなら・じゃあ・〜も」。前の話を受けて、次につなぐ働きをします。日本語の「じゃあ」「なら」に近い感覚です。
| タイ語 | 読み方(カタカナ) | 発音記号 | 意味 |
|---|---|---|---|
| ก็ | ゴ | ko | それなら・じゃあ |
| ถ้าฝนตกก็ไม่ไป | ター フォン トック ゴ マイ パイ | tha fon tok ko mai pai | 雨が降ったら行きません |
| ผมก็ไป | ポム ゴ パイ | phom ko pai | 私も行きます |
| ก็ได้ | ゴ ダイ | ko dai | それでいいよ |
▸ 単語で分けると
条件文とセットで使う
いちばん出番が多いのが、条件を受ける形です。ถ้า(ター=もし)とセットで覚えます。
ถ้า + 条件 + ก็ + 結果
- ถ้าแพงก็ไม่เอา(ター ペーン ゴ マイアオ)=高かったら要りません
- ถ้าว่างก็ไปด้วยกัน(ター ワーン ゴ パイ ドゥアイ ガン)=ひまなら一緒に行こう
▸ 単語で分けると
ก็ は無くても通じますが、入れると「〜なら、それなら…」というつながりがはっきりします。値段の話はペーンの記事、「一緒に」はドゥアイの記事にまとめています。
「〜も」の意味でも使う
ก็ は「〜も」としても使えます。主語のうしろに置く形です。
- ผมก็ไป(ポム ゴ パイ)=私も行きます
- อันนี้ก็ดี(アンニー ゴ ディー)=これもいいですね
▸ 単語で分けると
「〜も」を表す語にはด้วย(ドゥアイ)もあります。ด้วย は文の最後に付けて「私も(同じものを)」と付け足す感じ、ก็ は主語のうしろに入って「私はといえば」と話題を受ける感じです。会話では両方よく出てきます。
「ゴダイ」は覚えておくと便利
ก็ได้(ゴ ダイ)は「それでいいよ・どちらでもいいよ」。相手の提案を受け入れるときの定番です。
- อันไหนก็ได้(アンナイ ゴ ダイ)=どれでもいいです
- เมื่อไหร่ก็ได้(ムアライ ゴ ダイ)=いつでもいいです
▸ 単語で分けると
ได้ の使い方はダイの記事で詳しく解説しています。
発音のコツ
ก็ は「ゴ」。頭の ก は息を抑えた無気音なので、日本語の「コ」より「ゴ」に寄せたほうが実際の音に近くなります。
母音は本来やや長めですが、会話では短く軽く発音されます。文の中では軽く挟むように言えば十分です。
よくある質問
ก็ を省略しても通じますか? 通じます。ただ入れたほうがタイ語らしい流れになります。
文の頭に ก็ を置けますか? 「じゃあ」という意味で ก็ได้(ゴ ダイ)のように使えます。ただし前の話を受ける語なので、会話の最初には使いません。
ก็ と เลย はどう違いますか? ก็ は条件や話題を受ける語、เลย(ルーイ)は理由から結果へつなぐ語です。ก็เลย と並べて「だから」という形にもなります。
まとめ
- ก็(ゴ)は「それなら・じゃあ・〜も」。前の話を受けて次につなぐ
- 条件文では ถ้า+条件+ก็+結果 の形で使う
- 主語のうしろに置くと「〜も」の意味になる
- ก็ได้(ゴ ダイ)は「それでいいよ」の定番
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